秋の魚といえば「さんま」
けれど「魚へんに秋」と書く漢字「鰍」は「さんま」ではなく「かじか」と読みます。
「秋の刀の魚」と書いて「秋刀魚」というようになったのは大正時代からだと言われています。
「さんま」が不漁だった昨年から一転し、今年は漁獲量が増え価格は安定しています。
今年は「さんま」が食卓にのぼることが多くなりそうです。
「さんま」と言えば思い出すのは、母が口ずさんでいた佐藤春夫の「秋刀魚のうた」
あはれ秋風よ情(こころ)あらば伝えてよ
—-男ありて
今日の夕餉(ゆうげ)に ひとり
さんまを食らいて
思いにふける—-
から始まるこの詩
この詩の背景を知ったのは随分後になってからで複雑な大人の事情があってできた詩のようです。
「さんま、さんま、さんま苦いか塩っぱいか」というフレーズが身に染みる秋です。
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